染色体験
先日、新宿区上落合にある二葉苑さんで催された「大染色まつり」に行ってきた。4種類の染色体験コースが用意されていたのだが、そのうちの「更紗の半衿」は以前に体験したことがあったので、「板締め・藍染めストール」と「擦り込み更紗・テーブルセンター」の2つに申し込んでおいた。
板締めは絞り染めの一種で、染める布を、溝のある木の板で挟み、重ねた板を金具で上下からしっかりと締めてから染料(このときは化学藍)にドボンと浸ける。溝の部分には染料が入るので色が染まり、溝でない部分は染料が入らないので白く残る。布をどう挟むのかによって、色々な模様ができる。途中で何度か染料から引き揚げて空気にさらし、また染料に浸ける、というのを繰り返すことで、段々と色合いが濃く染まる。私のはこちらのシンプルなバーコード風。
擦り込み更紗は、事前に糸目が描いてある布に型紙を合わせて、上から染料(このときは顔料系)を刷毛で擦り込んでいく。使う色は5色なのだが、使う型紙は10枚。つまり1色につき型紙が2枚ずつある。もちろん彫ってある部分は同じではなく、重なる部分と重ならない部分がある。重なる部分は色が濃くなり、重ならない部分は色が淡くなる。このように色に濃淡ができるのが、更紗の特徴だそうだ。
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2つの体験コースの間に時間が空いてしまったので、二葉苑の帯・着尺の展示を覗きに行ったのだが、二葉苑のスタッフさん以外に呉服屋さんのスタッフとおぼしき面々が待ち構えていた。顔ぶれと服装(なんだかどこぞのお店の黒服みたい……)からして付き合いのある呉服屋さんでないことは確かだったので「あ、ちょっと嫌だな」と思ったものの、次の体験があるので時間が20分しかないと断った上で、一応話だけはしてみた。しかしその人が「当ててみてください」と選んだ着尺は、地味な灰色地の更紗で、「この色はちょっと」と難色を示したものの、「騙されたと思って」と言われたので当ててみると、やはり地味だった。 (´O`) しかも合わせてきた帯が黒系で、ますます地味。「やっぱりこの色は顔映りが悪いので」と言うと、次に持ってきたのがアイボリーの無地の夏大島。「これは…黒系の帯とかだと、その筋の人にしか見えないぞ…」と内心思った。さすがに黒系は持ってこなかったけど、今度は「どこの社交界だよ…」と思うような淡い淡い色合いの上品な帯。いや、素晴らしい帯だけども、どこに着ていくのか私にはさっぱり思い浮かばないコーディネート。どうにもこの人とは趣味が合わなそうだと思い、二葉苑のスタッフの人と柄の話をして逃げた。
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